まだ読んでいる途中の本だけど、あまりにも胸打たれたので、備忘録もかねて書いておく。
福本千夏 「千夏ちゃんが行く」 飛鳥新社

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どの段落、どの一文も、手裏剣のように、こちらの胸に飛び込んでくる。
冒頭、著者ははっきりと書いている。
「本書は、がんばる障害者の幸福な物語ではない」
脳性まひという、自分の中の別人と戦いながら、大学を出て、結婚し、息子を育て、最愛の夫を癌で失い、過酷な看病で傷んだ体を抱えながら、慟哭の日々を送る・・・
その壮絶な日々をつづる文章が、あまりにも魅力的であることに、ただただ驚きながら、読んでいる。
YouTubeに本書のPVがあった。
タイピングのスピードが、この作品の文体にぴったりに思えて、うれしくなる。
もうすぐ、次の著書が出版されるらしい。
「障害マストゴーオン」というタイトルとのこと。
クイーンの「The Show Must Go On」意識した命名だろうか。
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