岸本景子 (著), スーザン・メイアー (著) Amazon
前回に引き続き、またハーレクインか、と言われそうですが……このジャンル、病気を取り扱うお話が、とても多いようなのです。
ヒロイン本人や、その家族が、重大な病を抱えていて、そのためにヒーローとの関係に亀裂が入ったり、逆に深い縁で結ばれたり。
「失恋の赤い薔薇」では、ヒロインのホイットニーが、重い色覚異常を抱えているという描写があります。彼女はかつて、鬱病の夫と、乳児だった娘を、事故で失っています。そのつらい出来事のあとから、視界から色が失われてしまい、モノクロームの世界しか見えなくなったと説明されています。
その後ホイットニーは、ある男性(表紙の左側にいる人)と協力して、亡き友人夫妻の遺児を育てるうちに、過去から少しづつ解放され、世界の色を取り戻していくことになります。
……
心因性の視力低下や、色覚異常は、現実世界でも決してめずらしくないそうで、学校の眼科検診で指摘されて、眼科を訪れる子どもたちも、少なくないのだと聞いたことがあります。
この日記を書くために調べていて、はじめて知ったのですが、そういう患者さんを診るための心療眼科もできているのだとか。
私自身、身体の調子を大きく崩す前に、目の疲れが酷くなることが多いです。
目の異常を軽く考えないようにしたいと思います。
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